官能短歌で小説を

エロティックな短歌を連ねて書く官能小説に挑戦している、美月小夜子と申します。官能表現と短歌への思い入れを書いてみます。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | --/--/-- (--) | スポンサー広告 |


好きなリズム

 内容は官能や性愛に偏ってはいますが、私は短歌としてのリズムを大切にして詠んでいるつもりです。

 最近の作で、いくつか気に入ったリズムで詠めたものがあります。ひとつは真処を舐めです。


真処(まこ)を舐め実舐め菊舐め会陰舐め逝かせてと乞うその際(きわ)を待つ


 歌そのものとしてはたいした作とは言えませんが、「舐め」の反復が三度でなく四度できたのが嬉しかったです。

 そして、もうひとつは、淫火


子宮焼く淫火鎮める術なきと知りて泣く泣く姫御前は堕つ


 俳句や都々逸にも共通しますが、五音や七音の中身がどう分けられるかと、それらが抑揚としてどうつながるか、それが短歌のリズムを決めるように感じます。

 俳句は音数が少なく、都々逸は五や七の中の構成がかっちりと決まっていますが、短歌だとかなり大胆な実験ができます。その上で、常にリズムは大切にしたいと思っています。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | 2011/09/25 (Sun) | リズム |


座りのいい終句

 好みの問題だとは感じますが、私自身は終句の四三が苦手です。どうにもすわりが悪く感じるのです。より正確には、終句の四+三は次に続くリズムだと感じるのです。

 前回の記事、「創作プロセスの一例」で例として挙げた以下の「引き綱で」。


別室に続く歩廊を引き綱で歩む 乳房も女陰(ほと)も隠せず


 この歌の終句を、途中で浮かんだフレーズと替えて以下のようにすると、どうでしょう?


別室に続く歩廊を引き綱で歩む牝犬 真昼のホテル


 句切れの位置が違うのはさておき、これでは歌が終わった気がしないのです、少なくとも私は。


 逆に、三+四、二+五、五+二は、座りがいいなと感じます。私の歌の終句で、最も多いのが三+四でしょう。五+二は、最近だと「じゃじゃ馬」がそうです。歌の出来は、ともかくとして。


恐れ気を知らず噛みつくじゃじゃ馬も 飽きればただの厭わしき者


 二+五の例は少ないないのですが、「晒す恥辱に」がそれです。二+三+二であるパターンは多く、例えば「抱き上げる主」は、「抱き+上げる+主」です。これはこれで座りがいいと感じます。

Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | 2011/09/11 (Sun) | リズム |


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プロフィール

美月小夜子

Author:美月小夜子

 官能小説を短歌で書けないかという想いが、ずっとありました。

 世に優れた官能短歌は多いのですが、短歌らしく一断面を切り取った物が多く、同じテーマで詠まれた一群の短歌であったも、ストーリー面でのつながりは弱いものがほとんどです。

 時系列でシーンを連ねつつ、当事者たちの心情も織り込み、尚且つエロティックな官能小説を短歌で。そんな無謀な試みに挑んでみている私の舞台裏を、備忘録を兼ねて書いてみようと思います。

 官能小説やエロ短歌を語りはするものの、このブログには官能を意図した表現はありません。よろしくご了解下さい。

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