官能短歌で小説を

エロティックな短歌を連ねて書く官能小説に挑戦している、美月小夜子と申します。官能表現と短歌への思い入れを書いてみます。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | --/--/-- (--) | スポンサー広告 |


三音節の男性器

 短歌は文字数(正確には音数)が限られているため、同じ物や概念をいろいろな長さの言葉で表現する必要に迫られます。

 たとえば男性器。これも、いろいろに言い換えます。

 四音節だと「男根」「陰茎」「屹立」「肉棒」「分身」など。

 二音節だと「魔羅」「竿」「もの」あたり。

 三音節が難しくて、卑語の「ち☆ぽ」とかならあるのですが、「ペニス」くらいでしょうか。「ファルス」は一般的ではないし、「怒張」も三音ではあるのですが、座りが悪いことが多いです。

 だけど、「ペニス」は私がメインで使っているアメブロだと、NGワードっぽいんですよね。「ち☆ぽ」は完全NGでしょうけど。

 なので、残音数がなるべく三にならないように工夫して詠んでいます。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | 2011/10/03 (Mon) | 表現 |


創作プロセスの一例

 以下は、歌が出来上がるまでの一例です。詠んだ歌は、「引き綱で」です。

 ストーリー展開の都合から、この歌で表現すべき事は「姫」と呼ばれる女性がいるホテルの別室に、私が裸のままで連れて行かれるということです。

 割合すらりと思いついたのが、次の形。


別室に続く廊下を連れられて歩む 乳房も女陰(ほと)も隠せず


 ここから、いろいろと捻り始めます。途中で、次のようなたくさんのフレーズが浮かびました。これらは、七音と五音への収まりを意識しています。


真昼のホテル

静謐な宿泊フロア

戒めのまま素裸で別室に

殿御らに連れられて出るドアの外

全裸にて出るドアの外

全裸にて出るは真昼の

全裸にて歩む真昼の回廊は

素裸に首輪で歩む

素裸で首輪にリードつけられて

引き綱をつけられ歩む

引き綱で歩む宿泊フロア


 時間帯が昼間であること、場所がホテルの宿泊フロアであること、複数の男性が私と一緒に歩いていること、この三つを明示するのを諦めました。

 他の要素(廊下にはドアから出た、裸である、戒めを受けたままである)は、既存の言葉で暗示できていると考えました。で、リード(引き綱)で首輪を引っ張られているとわかる表現を入れて、次のように変えました。


別室に続く歩廊を引き綱で歩む 乳房も女陰(ほと)も隠せず
 

Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | 2011/09/09 (Fri) | 表現 |


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プロフィール

美月小夜子

Author:美月小夜子

 官能小説を短歌で書けないかという想いが、ずっとありました。

 世に優れた官能短歌は多いのですが、短歌らしく一断面を切り取った物が多く、同じテーマで詠まれた一群の短歌であったも、ストーリー面でのつながりは弱いものがほとんどです。

 時系列でシーンを連ねつつ、当事者たちの心情も織り込み、尚且つエロティックな官能小説を短歌で。そんな無謀な試みに挑んでみている私の舞台裏を、備忘録を兼ねて書いてみようと思います。

 官能小説やエロ短歌を語りはするものの、このブログには官能を意図した表現はありません。よろしくご了解下さい。

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