官能短歌で小説を

エロティックな短歌を連ねて書く官能小説に挑戦している、美月小夜子と申します。官能表現と短歌への思い入れを書いてみます。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | --/--/-- (--) | スポンサー広告 |


句またがり、句割れ

 句またがりとは、句の切れ目を超えてひとつの言葉(文節)が続く形です。「誰のでも」の下の句、「誰のでも欲し/がるのねと姫」の「欲しがるのね」が句をまたがっています。

 句割れとは、57577の切れ目(句の切れ目)と違う場所で、文が終わる形です。「尻穴を締め」の下の句、「気を抜けぬ尻/穴を締めつつ」がそれで、「尻穴」がひとつの単語です。

 ただ、これは「気を抜けぬ尻」「穴を締めつつ」というふうにも読めます。「しんだいしゃおくれ」が「寝台車送れ」と「死んだ、医者送れ」の二通りの意味に取れるのに似て、ちょっと面白いと感じます。

 これらほど明確ではないですが、「副句」というものもあるようです。57577の分け方とずれた言葉のリズムで、「気絶したままで」の上の句。「気絶したままでいさせて」は、言葉のブロックとしては5+7でなく8+4です。

 意味もリズムも57577に則った「群雲の間より」のような歌と比べると、読んだときに少しひっかかりがあり、それが味になると感じます。逆に、「群雲の間より」などは安定感がありますよね。

 ただ、これらを一首の中でやりすぎると、短歌らしくなくなりますね。現代短歌に割りとあるそういう歌も、私は嫌いではないですが。

 句またがり、句割れ、副句については、「天野 翔のうた日記」の「句またがり、句割れ」を参考にさせていただきました。

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Posted by 美月小夜子@官能短歌で小説を | 2011/08/16 (Tue) | 技法 |


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プロフィール

美月小夜子

Author:美月小夜子

 官能小説を短歌で書けないかという想いが、ずっとありました。

 世に優れた官能短歌は多いのですが、短歌らしく一断面を切り取った物が多く、同じテーマで詠まれた一群の短歌であったも、ストーリー面でのつながりは弱いものがほとんどです。

 時系列でシーンを連ねつつ、当事者たちの心情も織り込み、尚且つエロティックな官能小説を短歌で。そんな無謀な試みに挑んでみている私の舞台裏を、備忘録を兼ねて書いてみようと思います。

 官能小説やエロ短歌を語りはするものの、このブログには官能を意図した表現はありません。よろしくご了解下さい。

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